マイケル死してもなお

11月 14th, 2011

カフェでアルバイトをしていた時、オープン前に準備するスタッフにはその日朝のスタートを飾る有線チャートのチャンネルを決める権限があった。
もちろん、後からきたスタッフに替えられてしまう場合もあるが、その日の朝のイメージを決める大切な作業だ。
有線のチャンネルは膨大だ。その中でも私の中で好きだったのがが洋楽ロック、エリックク・ランプトン、そしてマイケル・ジャクソンだった。
マイケルのチャンネルはジャクソン5時代から晩年に至るまで公表されている楽曲のほぼ全てを網羅している。
他のシンガーとコラボした曲から幼き日のマイケルの歌声まで大変聴きごたえがある。
仲の良いスタッフは、マイケル死去のニュースを聞いてからしばらくこのチャンネルしか選ばなかったこともあるくらいだ。
つい最近久々にマイケルのニュースを見たのだが、競売にかけられた未公開ツアー映像の落札者が決まらなかったらしい。
イギリスのネットオークションに出品されたその映像は、1993年のツアー中のものでアルゼンチン公演でのもの。
その価値は日本円にして約4億8000万円~6億円の価値があるとされていた。しかし、著作権の問題で購入意欲をそがれた落札候補者は落札しなかった。
競売会社も候補者との交渉は続けているらしく、いずれは落札されることになるだろうとえらく自信があるらしい。
この映像は2時間ほどのもので、ツアーの様子を記録する目的として撮影されたがマイケル自身が気に入らなかったらしくとある相手に譲ったもの。
それが今回の出品者でもあるマイケルの元タクシー運転手とのことだ。
死後もなお騒がれるのはマイケルがいかに偉大なスターだったことを如実に表している。
大金の動くショービジネス界に身を置いたマイケルのにとって、それが幸せであったかといえば決してそうではなかったろう。
彼ではなく、彼のお金に群がった周りの人間。元妻にしろ殺人容疑がかかっているマイケルの主治医にしろ、ろくな人間がいない。
死後も彼を傷つけるのか、おとしめるのか。やるせない気持ちになった。


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